セイリセイトン

　足が凹むほど強く鉄板を蹴りつけてつまずいて、おとっととしながら大切なＣＤ踏みつけた。 　


　整理整頓セイリセイトン……………

多

　アビスのガイが、途中で裏切るいい人系だと思ったのはきっと私だけでは無いと思うんだがどうなんだろう。
　しかも初っ端からなんだかヴァンとペールとこそこそやっていて、裏がありそうな感じはひしひしとしたし、カースロットでとは言えルークに殺意を！？
　これは！！
　とも思った。

　彼女の言ではないが、今私にはこいつ何時敵に回るだろうかとドキドキしながら見守っているものがいくつか有る。
　これを知らずに渡りをしてしまったとしたら、悔しさはひとしおだろう。




　実に２日ぶりに自室で寝た。
　私は小学校の頃から通知表に整理整頓と書かれた子供だ。
　それは今でも変わりなく、部屋は汚かった。

　２日かけて掃除した。
　これでやっと人が招ける。
　突然の来客がありそうなときはいかにしてその客を招くのでは無い方法にするべきか頭を悩ませていたことから解放される。
　むしろ一月から一週間くらい以前から何時誰が来るか分っていれば片付けははかどるんだが。
　だがこれでやっと避難生活も終わりを告げた。
　私は心置きなく心行くまで眠りに付く。

低気圧

　ゆーきやこんこ、なんて気軽に言っていられない。
　朝からニュースチャンネルでは交通情報のテロップが止まらない。
　今は雪はやんでいるが、道はでこぼこ、ぐだぐだ。滑らないだけ救いがあるが足を取られなけない。
　まあ、鏡面仕上げの道と違ってこの路面状況なら滑って転んだ程度なら雪まみれになるだけでたいした被害が無いだろうとも思う。

　久方ぶりに凄い低気圧だった。
　周辺地域あらゆる場所の雪だるまが埋もれて消えた。

　でも雪の高い断熱効果のためか、家の中は心なしか以前より暖かい。
　家に居る事さえできれば、いい日だと思う。
　家に居る事さえできれば。

水槽

　水槽の前で本を読んでいたらベタに観察されていた。
　そんなにじっと見ないでくれ。
　今日のご飯は終わったんだ。
　水替えは明後日だよ。

　ものすごく久しぶりに多きい方の水槽のレイアウトを変えた。
　大きいといっても金魚のおうちのＬサイズだから、熱帯魚水槽としては小さいほうだと思う。
　熱帯魚の本なんかでは初期設置から最低でも６０サイズくらいを薦めている。
　だがうちには置けんのだよ。

　本当は水槽背面に小さくても外掛け式の濾過を設置したいんだが、すぐ背面が壁なのでそれも出来ずに水作のぶくぶくを使っている。

　レイアウトとしては小さいながらも水に沈んだ神殿風のものを作りたかったのだが早々に挫折。
　そもそもレイアウト部品が無いし、あってもでかくて高い。
　金魚のおうちのＬサイズじゃ雰囲気が出ない。
　でも何か変えたくなったから、人工流木買ってきた。

　天然モノはこれまた大きすぎ。
　私の水槽小さすぎ。
　根元の部分が立体的で、魚が通れそうな空間になっているのも気に入って買ってきた。

　切り株のような形をしていて、普通なら切断面になるだろう場所に空洞のある代物だったので、底砂詰め込んで増えたアヌビアス・ナナを植えてみた。
　ミクロソリウムは軽くて浮遊してしまうが、アヌビアスは茎が太いのでいい感じに収まった。

　今まで使っていた溶岩石があまったので、魚が通れそうな隙間を残して根元の空間の入り口付近に設置。
　もう一つある大きな入り口の前には余ったアヌビアス・ナナを植えた。

　ウィローモスが大量に余った。


　我ながら久方ぶりに会心の作のレイアウトになったのだ。
　なったのだが……！
　見せる奴が誰も居ない。
　家族はお魚さんに興味はないし、友人達は遠方。

　せめて写真が取れれば！！

　デジカメも無い。
　携帯の写真をとってもメールを送れないし、そもそもたいした携帯ではないから画素が荒い。
　水槽を撮影したことは無いのだが、フラッシュ焚いたらガラス面に反射されるのだろうか。
　まあ、そもそも魚が居る中でフラッシュと言うのも。

　自分としてはかなり、満足のいくレイアウトが出来た。
　やはり水槽はいい。

　しかし不思議なのはどうしてアクアリウム、水槽系のサイトを作ろうと思っていたはずが気が付いたら二次同人系になっているかだ。
　おー、摩訶不思議。