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タイトル《私の名前は貝の缶詰》多分正式スタート!
かな~。
どういった形でスタートさせようか迷って実験中。
一例。










 私の名前は貝の缶詰。
 とても、とても不本意な名前であることをここにひとまず宣言しておく。





 真・女神転生イマジン、と言うゲームがあった。
 オンラインゲームだ。
 本当はイマジン、とのところは英語なんだけど、スペル調べるのが面倒くさいのでイマジン。
 そのオンラインゲームをやっていた頃なら覚えていたけど、今は意味がなくなっちゃったから。

 誰に聞いても、女神転生イマジンなんてゲーム、知らないのだ。
 だから、意味が無い。

 私は今、破壊されたという“設定”の東京に居る。
 荒野だ。
 間違いない。
 CONPとかいう“悪魔”を従えるための道具を左手に装備して、右の手には銃。
 ちいさなバッグにはどうしてこんなに入るのか疑問なくらいたくさんの、たくさんの弾丸とアイテムが入っている。
 初めのころは驚いたし不思議に思ったけど、今はもう不思議には思わない。
 それは、私の名前が“貝の缶詰”であるのと同じ意味で“設定”だからだ。

 ゲームを始めたのは数ヶ月前。
 ファーストキャラを作製して適当に遊んでいたのだが、あるとき不意にどうしようもないキャラになっていることに気がついた。
 支援系も接近も遠距離も魔法も、とにかく何でもやってみたくてなんでも能力値や、能力を成長させるポイントを割り振っていたら、レベルはそこそこあるものの何も得意ではないキャラになっていた。
 ちょっと上位のダンジョンになるとソロでクリアできないし、かといって支援系でも有効的ではない。
 基本無料のオンラインゲームなら、無課金でやってやる! と思っていたのを折り曲げて、セカンドキャラを作ってこんどはガンナーにしようと思ってはじめたところだった。

 Act.0
 そう呼ばれるキャラクターがなぜデビルバスターを目指しているのか、みたいなイベントがあって、それが終わって気がついたらスネークマンの居る施設に居た。

 貝の缶詰、そう呼ばれて気がついた。
 その名前は、私がつくったセカンドキャラに付けた名前だ。

 ファーストキャラの時にも一番最初に仲間になった負傷したケルベロス。
 今は友好度が高くないので寝首を狙われている。
 そいつを仲魔に私は東京に放り出された。
 貝の缶詰、と呼ばれながら。





 東京に放り出されてしばらくのあいだ、私はいろいろ実験してみた。

 まずは、貝の缶詰と言う名前を変えようと思ってだ。
 今、ものすごく後悔している。
 なぜ私は貝の缶詰なんて名前にしたのか。
 はっきり言えば無理だった。

 そのうえ、そのオマケで発見したのだけど私はゲームのリアル化した世界に入り込んだのではなく、ゲームそのものの中に居るのではないか、という。
 貝の缶詰という忌々しい名前を変更できなかった事、どこについているのか分からないような小さな荷物入れに弾丸が900発も入れられること。
 生身で接近は怖いからブラウザの前にいたときの考えどおりガンナーにした。
 初期の所持金が少ないので銃自体はクエストでもらえるフェザーライト。
 弱い。
 というか、インベトリ? インベントリ? どっちだっけ。
 アイテムが種類と所持数に支配されている。
 私が買った弾丸の種類は一つのマスに300発も入るもの。
 だから900発でインベトリの使用スペースは三つ。
 全部でアイテムを入れられる場所は50あるけどうち二つは通貨のマッカと悪魔を使役するのに必要不可欠なマグネタイトで埋まってしまう。

 すごーい!
 と思ったこともこうなってしまえば不便だった。
 悪魔倉庫や荷物倉庫を借りようと思っても、これはまた通貨の単位が違う。
 CP? 持ってないよ!
 ていうか、ゲームの中でリアルマネー持ってないのにどうやってCPを買えと!
 武器屋行っても防具屋行っても、いい武器はCP品。もしくはゲームを始めたばかりの私には高すぎるマッカ。
 どっちにしても買えない。

 そうして私は確信した。
 ここはゲームのルールに支配されていて、私は“私が作ったキャラクター”のままなんだって。

 寝首を狙う負傷したケルベロスに攻撃力の低い銃。
 スネークマンからはリーダーピクシーを連れて来いって言われたけど、外に出る気が起きない。

 なのでとりあえずウィンドウショッピングをすることにした。
 第三ホームの中にある悪魔達が店番をしているバザー。
 それに出品されているものを見て、お手ごろでいいのはないだろうかということだ。
 でもみてみるとバザーにもそこそこ相場があって、なかなか値崩れしていない。
 そろそろウィンドウショッピングも飽きてきたなというころ、私は一つのバザーに出会った。

 R40と言うライフル銃が格安500マッカで販売されていたのだ!!
 今の懐具合じゃ正規で買えない銃発見!
 買い求めてホクホクで隣を見て寝首を狙うケルベロス。

 テンションが下がった。






「おーい、貝の缶詰!」

 最初にさんざんアドバイスをくれた元DBの守衛に呼びかけられた。
 落ち込む。

 ゲームシステムに支配されているのになぜか生き生きと動く回っているNPCたち。
 なぜだ。
 どうにもこうにもここではここでここなりに、普通に生活が構築されているみたいなのだ。
 ゲームシステムに支配されているのは私だけ? とまた落ち込む。

「どうしたんだ貝の缶詰」

 やめてちょーだい。



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