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 時間が有るから本屋に行きたい。 けど寒いからと引きこもり、ネット書店を渡り歩く。
 一度外に出てしまえばなんて事も無い寒さなんだけど、出るまでが酷く億劫だ。

 カウンター、意外と長持ちしたな、というかむしろそれが正常値と言うか。
 自分で踏み損ねた。
 自分で踏みたいわけではなかったが踏みたかったというか二律背反。


 本題は続きを読むに入れる事にします。

 愛したいのに愛せない、愛してはならないと己にいう一人息子を、クリムゾン本人が避けられえないと思っている死地に送る、間接的に殺すことについて。



 ファブレ家の子供は“ルーク”一人だ。
 クリムゾンに愛人はいるが子供は居らず、母親の方ももうこれ以上の子供は恐らく望めない。
 もっと現実的に見れば色々あるのだろうが、ゲーム本編をそのまま受け入れたとするならば、アッシュ、あるいはルークに無理やり子供、つまりファブレ家の跡取りを作らせたような形跡も無い。

 小さな頃、体の準備が整わないころの性体験、その上望まないものとなれば子供の心に大きな歪みを残すだろう。

 貴族の子女は幼いころから性に関して色々仕込まれた、という話も有るが、彼らにそういったものは感じられない。
 ナタリアにも、だ。
 恋愛、性差、そういったものに対する反応が純真、無垢に見える。

 クリムゾンとシュザンナの間には死を預言された子供が一人。
 クリムゾンには愛人がいてもその間に子どもは無く、シュザンナにももう子供は望めない。
 彼らの子供に子供を作れといっている、あるいは強制している様子も窺えない。
 ならば、ファブレ公爵家の跡継ぎがいなくなることを指し示す。

 息子が十七歳で死なないのであれば、そのあと王の娘と結婚し、子供が二人以上できれば一人は王位の跡継ぎに、もう一人をファブレの跡継ぎとし、王家との関係をなお深める、と言うのもありだろうが、十七歳で死ぬ事になっているのだ。そうもいかない。

 ファブレ家は親戚筋も結構ありそうだから、ファブレ公爵が跡目を指名せずに没したとしても後釜を狙う貴族、親戚筋は結構いそうだが。
 まあ、多分その時点で没落を始めるだろう。

 息子を軟禁し、必死に愛さないようにしようとしてきたが、その実ルークになってからは酷い無理強いをしようとはしなかった。
 実験もそうだし、ぶっちゃけ跡目を作らせようと無理もしなかった。
 年齢的なことを言うのなら、十歳までのアッシュよりもそれ以降の体格をしているルークの方が適している。
 初めのころならともかく、十五を過ぎたあたりからなら十分にその役目をもてただろう。
 望むかどうかはともかく、生殖能力はある。
 それなのに、しなかった。
 アッシュのことはどうなのだ、というなら、一度誘拐されてあんなふうに、言葉も分らず立ち方も分らず己すら忘れて帰ってくることでなにか息子に対して心境の変化があったのだろう。

 いずれいなくなるのだからと息子に何があっても見ぬ振りをしていたのが、誘拐される事によって何から何まで利用しつくした挙句に捨てるのか、と罪悪感に苛まされたり。
 これはアッシュ完全にかわいそうなだけだが。
 その罪悪感が向けられているのは自分の息子、本来はアッシュであるはずだがそれを受けているのはルークだ。
 アッシュにとってはまったく何一つ影響は無い。

 まとまりの無い文章を書いてきたが、ポイントはルークに跡取りを作らせようとしなかった、そして本人たちにも他に血を継ぐ子供がいないということだ。
 ファブレ家の正等後継者はいなくなる。
 ついでに王家直系の血を継ぐものも居なくなる。

 殺した息子の死によって訪れる繁栄と共に、消えてゆく事がクリムゾンの贖罪だったのではないか、と。
 ファブレパパについて少し好意的に考えてみる。 

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