詣でと松の内

　結局松の内が明けてから初詣に行った。
　神宮に行く！　などと言っておきながら猛吹雪に意思が折れ、ちょっと遠いが徒歩でもいけるご近所の神社へ。
　この距離なら恐らくあそこの神社が私の住む一帯の氏神様だと思うのだが、候補として近距離に三社ほどあるので詳しくは分らない。
　調べてみれば分るだろうが、いいや。

　だいたい普段行く初詣は神宮でも氏神でもなかったくらいなんだし。
　いちおう学業の神様だと聞いた事があるが、家内安全のお札も台所のお札も全部そこで入手していた。
　でもやはり神社はいい。
　あの雰囲気は特別で格別だ。
　どんな小さいお社でも、神社には特別の感覚がある。

　お社自身は新しくなっても敷地に有る植物は大抵長い年月を経ている。
　それがひとつの特別なのだと思う。